Hinode Studio 日の出スタジオ

神奈川県横浜市/2008

黄金町・日ノ出町・初音町地区はかつて、売春と薬物売買の場として知られる横浜の負の側面を担わされてきた地域である。2005年、神奈川県警の一斉摘発により街が空洞化して以降、地域・行政・近隣の大学が主体となった粘り強くまちづくり活動が行われ、現在に至っている。日ノ出スタジオはそのまちづくり活動である「黄金町バザール」の一つとして計画され、横浜国立大学とSALHAUSが設計を担当した。京浜急行高架下の空き地を利用した、アーティストの製作スタジオ兼展示場となる建築である。建築の構成は3つの分棟を屋上のプロムナードデッキで連結している。屋上デッキからは建築内部の活動や屋外イベントスペースを見下すことができる。建物周りの屋外空間を有効に利用することで、通りがかった人が寄りつきやすい建ち方となっている。

所在地:神奈川県横浜市
用 途:展示場

建 主:京浜急行電鉄
設 計:
・建築 横浜国立大学大学院/建築都市スクールY-GSA飯田善彦スタジオ+SALHAUS
・構造 ロウファットストラクチュア
・設備 科学応用冷暖研究所+設備計画

施  工:京急建設

敷地面積:385.17m2
建築面積:225.88m2
延床面積:212.07m2
構  造:鉄骨造
階  数:地上1階
工  期:2008.8

 

location:Yokohama-city,Kanagawa

main use:exhibition

site area:385.17m2

building area:225.88m2

total floor area:212.07m2

structure:S

number of stories:1-story

completion:2008.8